失業直前にすべき事
からきし日頃から「もしも自分が失業したら…」と考える人はいないかもしれませんが、今の世の中いつ自分に火の粉が降ってくるかわかりません。
失業し、失業保険での生活を送るという事を想定して、その時にやる事を前もって念頭にでも置いておいた方が良いかもしれません。
失業する直前にはどういった事をすべきかをまとめてみましょう。
とりあえず、失業すると何かと社会的に苦労します。
無職状態なので社会的信用が著しく低下することとして、それに従い弊害が発生するのです。
たとえば、引越しの際に話が整い辛くなったり、クレジットカードを形作り難くなったり、生命保険に加入しにくくなったり、銀行口座を形作りにくくなったり。
こういった弊害に悩まされないよう、失業前に主流済ませておいた方が良いですね。
次に、退職すると決めた場合の身の振り方です。
退職の仕方、時期によって失業保険に有利な点、不利な点が出てくるので、それを加味しておいた方がお得なのです。
たとえば、時期は12月末がベストといわれています。
理由は、冬の賞与が出る時期だからです。
失業保険の額は、去る半年前までの収入で決まります。
その額が厳しいほど失業保険に有利になります。
また、4~6月収額は掛け金を決定する要素になる為、できればこの時期に残業は避けたいところです。
従って、4~6月に残業を切り詰め、7~12月に残業を通してボーナスをもらって退職すれば、かなりのちのち有利になるのです。
そこまで割り出しなくても良いのですが、頭の隅にくらいは入れておいても良いのではないでしょうか。
失業中の過ごし方
いざ失業した場合、新しい仕事を見出す為の求職活動に追われる事になります。
そんなふうにしなければ生活が立ち行かなくなりますし、失業保険も給付されません。
新たな生活基盤を素早く見つけたいは、誰しもが持つ願いでしょう。
ただ、焦ってばかりいても仕方ありません。
殊更失業中は求職活動の時間も一日のうちにそれだけ多くはなく、大半は自由な時間となります。
ただ、この自由時間は大いに苦痛です。
家族がある場合も、気まずさから一緒にいられないという人も多いでしょう。
そこで、職業訓練校や通信講座の受講をお勧めします。
職業訓練校に関しては、失業した後にハローワークに行き、そこで案内される説明会によって解説を受けます。
今更学校になんて、という人もいるかもしれませんが、ここで就職に必要なノウハウを学んでおくと、再就職には至極有利になります。
また、職業訓練校に通うことで仕上がるメリットもあります。
予め、失業保険の給付制限が解除されるので、アッという間に下さるようになるという点です。
ひいては受講手当や通所手当を受け取れるので、経済的にもずいぶんお得なのです。
しかも、受講は無料です。
テキスト代は必要ですが、それくらいのものです。
これを利用しない手はありません。
失業保険を受け取っている期間中は、アルバイトをすると給付の減額もありますし、何をして良いかわからないという人も多いでしょう。
それならば職業訓練校で何かと覚え、あるいは通信講座等を利用して資格を得るといった楽天的な日々を送るべきです。
失業保険の給付が終わったら
ある程度生活が保障わたる失業期間だが、それには当然ながら期限があります。
失業保険の適用期間は最大けれども1年だから、延長措置無しの場合は給付開始から1年、みんなは半年程度で終了となります。
失業保険が給付されている間は、終始再就職への不安や家族への負い目などで落ち着けないという人も多い反面、その生活に慣れると『仕事のない日々』にいつの間にかあぐらをかいてしまう人も多くいます。
この状態は、再就職する上でなんとも危険です。
モチベーションが上がらず、求職活動に支障が出てきているのです。
人間、いつまでも危機感を抱きつくことはできません。
ある程度の期間が経過すると、失業している事に対して大して深刻に考えなくなってしまいます。
失業保険給付終了ギリギリの時期になってもいまだに就職が決まらない人は、更にそういった精神状態になっているケースが多いようです。
ですが、失業保険の給付が終了すれば、嫌でもそんな事は言っていられなくなります。
生活する為の収入が途絶えてしまうからです。
それほどなってから慌てて求職活動を通しても、上手くいく可能性はくれぐれも厳しくありません。
完全に貯金も尽き、金融会社に借金して…についてになって仕舞うケースもあります。
そうならない為にも、給付が締めくくる前にしっかり就職活動を通しておきましょう。
求職活動は、ハローワークだけで立ち向かうものではありません。
ハローワークの求人は割と多くはありますが、そこまで数があるわけではないので、別口から編み出す必要があります。
ではどこで再就職先を生み出すのかというと、答えは簡単です。
今日、インターネットを利用しない手はありません。
転職サイトや就職情報サイトをめぐって、自分のできそうな仕事をいくらでも探しましょう。