日商簿記4級

日商簿記4級

とりわけ格が厳しく、就職に有利と言われている簿記検定試験、日商簿記。

 

その中それでも一番ハードルが悪い「日商簿記4級」について、細かく見ていきましょう。

 

 

日商簿記の4級試験は、基本的に商業簿記の入門的知識が試される検定です。

 

そのため、簿記の基礎を学んでから受験するのが一般的です。

 

ハードルは安く、受験費用も1,600円とリーズナブルなので、比較的気楽に受けることができます。

 

 

ただし、4級の資格は、就職をする上ではあまり役にはのぼりません。

 

4級を取得する目的は、「3級、2級、1級のための成長の過程」「簿記検定試験の経験を積み込む」「自営業の経理の知識に役立たせる」といったものが主です。

 

従って、就職や転職のために簿記の資格を得ようと考えている人は、この4級だけで満足せず、それ以上の等級の検定を受けることを深くお薦めします。

 

 

4級検定を受ける上で重要なのは、簿記検定試験の雰囲気や準備などを体験することです。

 

いかなる会場で、いかなる雰囲気の中で試験が行われるのかを、この機会にしっかりと感じ取り、その後の3級、2級といった試験の際に緊張しないようにするための下準備をいじる、と考えると良いでしょう。

 

 

受験の際、準備する物は「受験票」「筆記用具」「電卓」「身分免許」「時計」などです。

 

受験票や筆記用具はともかく、身分免許は置き忘れる人が多いので注意しましょう。

 

また、携帯電話は利用できないので、時計も別に用意しておくようにしましょう。

 

 

 

日商簿記3級

4級と違い、日商簿記3級は少なからず就職、転職に影響して現れる資格です。

 

そのため、4級は飛ばして3級の簿記検定試験から受ける人も少なくありません。

 

そんな意味では、簿記検定試験におけるゼロは、この日商簿記3級なのかもしれませんね。

 

 

日商簿記3級の資格を保持していると、個人企業において経理担当や、その補佐の仕事を十分に理解できるとみなされます。

 

そのため、就職の際に経理、営業、管理といった職種を目さす上では有利に働きます。

 

当然、上に2級、1級とあるので優遇されるとまではいきませんが、十分に役に立つ資格です。

 

 

日商簿記3級の倍率は、年度によってなんともバラつきがあります。

 

例えば、2004年6月の倍率は単に13.7%でしたが、2005年11月には58.3%と、その4倍以上の合格者を輩出しました。

 

2002年~2011年の10年間の間に、20%を割り込んだのは2回のみで、基本的にはそこまで乏しい倍率ということはありませんが、30~50%の間それでは大層揺れ動いてあり、ハードルが一定控えるという印象が凄い検定です。

 

 

そういった日商簿記3級の試験内容は、主に簿記の原理や試算表作成、期中取引に関するもので、4級と比較すると、おんなじ商業簿記も多少ハードルが上がります。

 

ある程度踏み込んだ学習が必要になり、このあたりから独学では合格が結構難しくなってきます。

 

とはいえ、50%以上の倍率になることもあるので、必ずしも難解というわけではありません。

 

しっかりと試験範囲を把握し、ある程度の学習時間を確保すれば、十分に合格できる検定なのです。

 

 

 

日商簿記2級

数多くの簿記検定試験受験者は、ほとんど日商簿記4級、3級の検定から混ざるのが一般的です。

 

別に、3級から試験に臨むという人が多く、2級から混じるという人はあまりいないようです。

 

というのも、日商簿記は3級と2級の間に大きな壁が存在しているからです。

 

2級になると、ハードルがいっぺんに上昇します。

 

 

日商簿記2級の簿記検定試験は、商工企業において必要な経理の知識全般が試される検定となります。

 

これまでは商業簿記だけの知識でしたが、ここから工業簿記も試験に来るので、同時に出題範囲が拡大されてくるのです。

 

流石、勉強に引っ張るべき時間も、4級、3級より大幅に増してきます。

 

 

そういう日商簿記2級の資格を取得すると、大きなメリットが得られます。

 

初めて、就職活動に非常に有利です。

 

日商簿記3級もそれなりに効果はありますが、本格的に経理の知識を所持しているとみなされるのは、2級からです。

 

2級を所持しているということは、自身の企業の経営状況に対しての把握はもちろん、他社の経営ときの把握、分析も見込めるということです。

 

当然、企業の経済活動において、大きな役割を頼める存在となります。

 

簿記という資格が本当の意味で活かされて来るのは、2級に相当する知識を得てからなのです。

 

 

また、日商簿記2級を有していると、大学入学の際に推薦入学を考えている人に有利となります。

 

資格がひとつのステータスとして評価され、推薦の際の大きな加点となるのです。

 

高校生の段階で十分取得できる資格なので、高校生であっても積極的に受験することを推奨されている資格です。

 

 

 

日商簿記1級

ありとあらゆる簿記検定試験の中で、とりわけ厳しいハードルを覚え、やはり格の高い資格。

 

それが、日商簿記1級です。

 

 

簿記検定試験の中けれども別に知名度のおっきい日商簿記の検定試験においても、1級に関しては、2級までとは全く違うものとして良いでしょう。

 

というのも、日商簿記1級は税理士試験の受験資格になってあり、税理士となるためにはこの資格を最低限得ておく必要があるからです。

 

また、それ以外の教官資格試験において、試験科目を一部免除出来る特典もあります。

 

こういったことから、日商簿記1級は単なる簿記の資格というだけではなく、税理士、公認会計士という資格を得るための登竜門となっているのです。

 

これらの国家試験を受けるための準備であり、最低限の素養もあるのです。

 

 

1級は、とりわけ上のランクだけあり、その出題範囲、ハードルは群を抜いています。

 

2級では商業簿記、工業簿記が出題範囲だったのに対し、1級ではそこに会計学、原価計算が掛かります。

 

また、商業簿記、工業簿記に関しても、これまで以上に専門的な知識が試されるので、2級レベルの知識だけではなかなか追いつきません。

 

大学で学ぶような、全く耐え難い知識を必要とする資格です。

 

そのため、高校生も受験は可能だが、合格することはほとんどありません。

 

 

日商簿記1級を取得するということは、経済に関するまったく濃い知識、専門的な知識を有しているとみなされます。

 

就職に関しては、参ることは無い…とまではいえないものの、かなり有利に動くことになるでしょう。

 

転職する上でも、取得しておきたい資格においておっきい人気を集めています。

 

 

 

日商簿記、全経簿記 、全商簿記の等級比較

日商簿記1級の特徴として注目すべき点は、その倍率の低さです。

 

日商簿記2級は、ハードルこそ3級よりものすごくアップするものの、本当は倍率では3級とそこまで大きな差はありません。

 

受験者数は、毎年3級の半分強ですが、その中の20~40%は合格しています。

 

50%を越えることはとにかくありませんが、20%を下回ることも滅多になく、しっかりと勉強していれば十分に合格できます。

 

 

一方、1級の倍率は、毎年総じて10%前後と丸々下がります。

 

バラつきがある2級までと違い、1級の倍率は10%前後でそれほど固定されています。

 

受験者数も2級の4~5分の1程度。

 

そこまで厳選されても、尚この倍率なのです。

 

どんなに辛く、また狭き門であるかが聞こえるデータとなっています。

 

 

そういった日商簿記1級と、あまりハードルで並び立つ簿記検定試験が他にもあります。

 

それは全経簿記の「上級」と呼ばれる検定です。

 

全経簿記には4~1級に加え、その上に「上級」という等級が存在しています。

 

この上級を取得すると、日商簿記1級と同様、税理士試験の受験資格が得られます。

 

そういう意味でも、この二つの検定試験に関しては、同等といえるでしょう。

 

 

全商簿記には、この二つと並ぶ格の等級はありません。

 

全商簿記の1級は、日商簿記2級、全経簿記1級の会計・工業簿記と同等と言われています。

 

そのため、税理士等の職業を目指し示すなら、日商簿記か全経簿記の簿記検定試験を受ける必要があるでしょう。

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