自己PRのド忘れ防止法!
ひとつテクニック的なお話です。
面接の事前準備で必ずある自己PR文章について考えて行きましょう。
面接の場面で、面接本などに載っている例文を参考に、自己PRを作成して、それを丸暗記して面接に臨んでいる人は
多いかと思います。
たいていは、本番で緊張のあまりあがってしまい暗記したものが出て来ないで、必死になって思い出そうとするにもかかわらず、訳がわからなくなってしまう人が多くいます。
自己PRは、事前に準備する必要はもちろんあります。これを本番で忘れないようにする方法です。
それをそのまま暗記するのではなく、内容を細分化して表にまとめます。あるいはツリー状に書き出します。
- 出来事
- エピソード
- 感じたこと、心境など
- 具体的な行動
- それらに対する周りからの評価
自己分析をした結果を書きだして、文章にいきなりまとめるのではなく、表やツリーとしてまとめます。そして、それぞれをイメージとして頭に焼き付けるのです。
そうすると本番でも一字一句暗唱するのとは違い、なめらかな会話が出来るようになります。会話の中で論理的な話し方をする人間だという印象を持ってもらえるでしょう。
よくある面接本では、事前準備でPR文章を作成するところまでは解説していますが、それをどうやって本番に持ち込むのかを解説していないものばかりです。
文章の暗記だけの方法では、本番で運良く暗記文を思い出せた場合でも弊害があります。それは、頭のなかでは暗記物を思い出そうとしているので、意識は頭の中に集中してしまいます。
すると、面接官に目が行かずに、目が泳いでしまう状態になっていることが多いのです。人間には、こちらを見て話さない相手を嫌う傾向があります。
まして、緊張のあまり暗記したものが出てこないときは、パニックになってしまいます。女子学生などでは泣き出してしまう者もみえます。
こうなっては、面接の前提条件である人と人との出会い、会話が成り立ちません。当然、評価をする以前の問題となり、選考の対象から外されます。
論理的に話を準備する上で、表やツリーの活用は面接に臨む前の準備として有効です。